- aksho218
神岡城。戦国時代の面影を再現した城郭。

神岡の街並みを見下ろす高台にある神岡城。二層三階の天守閣を二重の塀が取り囲み、城壁や城門も当時の面影を残しています。

神岡城は戦国時代に江馬時盛が築城。武田信玄の重臣、山県三郎兵衛昌景が越中侵攻の拠点としました。その後、金森長近、山田小十郎が居城しますが、1615年の一国一城令によって廃城となりました。


現在の神岡城は1970年、三井金属鉱業株式会社が神岡鉱業所の創業100年を記念して建てたもの。建物の中には、鎧、刀剣、馬具などが展示されています。

神岡城の隣にあるのは「旧松葉家」。


明治元年に建てられた民家を移築した、岐阜県の重要指定文化財です。神岡に唯一残る合掌造りの建物で、中には民具や農具を多数展示。飛騨の人々の暮らしぶりを垣間見ることができます。
同じ敷地内には「鉱山資料館」もあります。


かつては東洋一とも言われた亜鉛の山、神岡鉱山。当時の採鉱、選鉱、精錬、製品に至るまでの作業工程が、模型やパネルで解説されています。
平湯温泉から神岡までは、車で約1時間。
春になったら、戦国時代から神岡鉱山時代までの神岡歴史ロマンを訪ねてみませんか。
【高原郷土館=神岡城・旧松葉家・鉱山資料館】
・住所:岐阜県飛騨市神岡町城ヶ丘
・電話:0578-82-0253
・開館日:4月1日〜11月30日
■地図(外部リンク)
(写真撮影日<雪景色以外>:2018年11月7日)