- aksho218
たるま伝説。いしにえより伝わる、縁結びの水の物語。

奥飛騨温泉郷、新平湯温泉にある「たるまの里」。ここは、奥飛騨でも屈指の名水「たるま水」が湧き出る地。
乗鞍のふもと、一重ヶ根の山間から湧き出る「たるま水」には、いくつかの伝説が残されています。
1つはこちら。
この水を飲んでいるこの里の人々はおしなべて健康長寿。ある日、縁結びの神々が旅の途中に立ち寄り、この水を飲んだら、たちまち疲れが吹き飛んだそうです。この逸話が伝え広まり、やがて「縁結びの水」と呼ばれるようになりました。

もう1つがこちら。
源平の戦いに敗れた平家の落人がこの里に逃れてきた際、その中の一人の若者をここに住む美しい姫がこの水を飲ませるなどして、懸命に看病しました。その甲斐あって若者は回復。ふたりは結ばれ、この「たるま水」を大切に守り続けたことから、「縁結びの水」と呼ばれるようになりました。
他にも諸説あるようですが、いずれも「縁結びの水」。
この「たるま水」がやさしくしたたり落ちる「たるまの滝」は、縁結びにご利益のある絶好の撮影スポットとして知られるようになりました。このハートのイルミネーションのところで写真を撮る若い観光客も増えています。


縁結びの縁とは、男女の縁だけでなく、人・モノ・コトなどとのあらゆるつながりだとか。素敵な縁を求めて、足を運んでみませんか。

■地図(外部リンク)
ところで…!
新平湯温泉ではこの時期、新そばまつりを開催していましたが、今年から道路の凍結などを考慮して開催を中止。春(5月を予定)のみの開催となっています。
*撮影:11月上旬
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